浮遊(FLTN)

刹那に生きすぎた

有名人の握手会なんかに行ったことのない僕が知って数ヶ月の青文字系双子モデルのイベントに参加した話 #mimmam

筋肉隆々・小麦肌の男性の裸体に抱えられているトイプードル

カワイイは暴力。
11/28より、雑誌「Zipper」で著名な青文字系双子モデルのmimmamとカラコンのFlowerEyesのコラボにて、フォトツアーが行われておりました。およそ1週間ずつの日程で新潟だとか九州だとかで開催されたようですが、最終日の12/13は西宮で行うとのことだったので、LED化した上強風で回廊がオジャンとなり価値が半減した(個人の感想です)ルミナリエへ行くのも兼ねて兵庫へ馳せ参じました。

目次:

出発

宗教上の理由*1により地元の舞鶴を出発したのが12:34で、綾部のアスパの近くにあるJ-Questとか言う激安GSでガソリンを入れた後、綾部ICからは高速道路を利用して向かいましたが、アクタ西宮に着いたのは確か15:12だったかな。
イベントはファン同士の熾烈を極める1部とのほほん平和な2部に分けられており、僕は2部の参加でしたが、到着時には折りたたまれた状態の待機列が3つありました。一緒に来た家族に「女の子ばっかりやん!」と突っ込まれたのは秘密です。
初体験なので良くは分かりませんが、この類のイベントはこんなものなのでしょうか。2部でこれだから先着20名限定で直筆チェキがもらえる1部はどれだけだったんだろう…とは思うのですが。

家族と一旦解散し、みむマムシに会う前に化粧室で甚だしくも支度。そして、会場付近の「MOJコンタクト西宮北口」にて「FlowerEyes Girly R」のジャスミングレーを購入。僕はこんどうようぢではないので、今のところカラコンを常用することは無いですが、とにかく店員のお姉さんが親身に対応してくれたのでビビりました。
ただでさえ僕が男な上に店の雰囲気もフェミニンだし、なんにせよ店員がお姉さんしかいないので。メッチャべっぴんなお姉さんから「楽しんできてください😊」と言われ、入場券を持った僕は上機嫌で待機列へ向かいます。

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待機

戻ってきた頃には、待機列は1つになっていました。合流。まず地元ではお目にかかれない色彩を纏った女の子たちが視界を塗りつぶします。、達筆な字体で物騒な文言が刻まれているニーソ、不穏な黒光りの厚底パンプス、そして、当然かのようにツインテ、リュックサック。いわゆる「ゆめかわいい」ってやつです。mamちゃんに触発されたからか、どげざちゃんの「夜行少女概論」のスウェットを着ている女の子もいました。
dogeza0tl.thebase.in

僕が都会を羨望の目で見てしまう理由のひとつが、この「異文化と多様性が日常と同居している感じ」があるからです。都会での「当たり前」にそれも含まれている以上、僕自身は都会を羨まずにはいられません。

さて、列を先に進めていくわけですが、如何せん進むのが遅い。時間を見込んでCAPSULEの「東京喫茶」や「プラスチックガール」等、ネオ渋谷系を中心に聴いて暇を潰していました。
都会の女の子はみんなファッションモデルで、おめかししないと罪になるの。レディって大変ね。
歌詞そのまんまの憧憬が目の前に広がっているわけですが、視覚と歌詞とにつられてニヤニヤしていたお陰でイベントスタッフに変な目で見られてしまいました。
列の先頭付近になると、イベント用にパーティションで区切られており、目と鼻の先に双子の息吹が感じられます(いい匂い)。と言いつつも正直即席なスペースな訳でして、一部始終が垣間見える、もとい丸見えなわけですが、そこはご愛嬌なのでしょうか。
空間の入口には門番役の男性スタッフが立っており、手荷物検査とサインをしてもらう物の預かり、入場券の確認を行っていました。身長はともかく、姿性格がtofubeatsに似すぎで笑いそうになりましたが、僕の心境を汲んでくれたのか、緊張を和らげる為に積極的に話の場を形成してくださったのは頭が上がりません。あの時は本当にありがとうございました。トーフさん似のスタッフに届け!(届かない)

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邂逅

「それではどうぞ、お入りください。」(CV: tofustaff)
前客が退場したのと同時に、僕がその空間に属した瞬間、緊張のあまり頭が真っ白になってしまいました。白基調の服装で挑んだのは良いですが、脳味噌も真っ白になってしまうとは、なさけない。「mimmamがいる。動いてる。ヤバイ。」これしか思い浮かびませんでした。
双子が挨拶してくれているのに、喉から何も出てこない。緊張そのものです。tofustaffさんの努力もむなしく、強烈な語彙不足と一時的な吃音に苛まれる僕は、もはや僕の専属介護士と化したみむマムシにベンチに運ばれ、硬直した状態でパシャられるはめになりました。

写真を見れば見るほど、腕の固まった感じだとか真顔だとか突っ込みどころが湧いて出てくるわけですが…同時に「やっぱこの双子可愛いわ…」ってなりますよね、うん!
お二方とも、ぐうの音も出ないほど綺麗で蠱惑的で、選べと言われても選べませんよね!踏み絵を踏まない精神の、キリシタンの気持ちを分かったつもりにさせられますね!膨張色のタイツなのに全く細い健康的な脚を持つ妹!丈が短すぎるパンツによってもたらされる視覚の暴力を理解しない姉(褒め言葉ですよ)!
毎度のことながら服装髪型姿勢全てにおいて自らの実年齢並びに僕の年齢をも下回ろうとする妹!購入して日も浅い熊のかぶりものを的確に組み込むことにより場のアイコンとして作用することを目論む姉!無邪気な表情の妹!優しく微笑む姉!ウオオオオオ!!!!!ウオウオウオオオウオ!!!!!!!!

あ、向かって左のみむしが妹で、まむしが姉ですが、勿論ご存知ですよね。まむしのえくぼと前歯が堪らなく愛おしいが…。かと言って、みむしの言ってみれば縛っただけなツインテがなかなかどうして良いものか…。狙ったのか無意識なのかは知る由もなく…うーむ流石モデルと言うだけは有りますね(上から目線)。もう全然違うなと、写真を見るたびに思い知らされます(小学生並みの感想)。「mimmamみたいな姉が欲しかった」と言うミドルティーンの女の子こそ数知れないですが、なんたって僕もお二方のような姉が欲しいですよ!もちろん双子でね!!むしろmimmamがそのまま姉になってほしいくらい*2!!!

閑話休題。死後硬直の粗相を尻目に時間は過ぎていきます。撮影終了後、双子各位がサインをしてくれるわけですが、ひとりがサインをしている合間に、なんと、もうひとりは構ってくれます。今回はお二方の写真集「mimmam」の表紙裏にサインをして頂くことにしました。

ふたりを独占かと思いきや、順番と言えどもひとりだけを独占出来るのです!ヤバイでしょどう考えたって。僕の場合は、先にまむしがサインをしてくれたので、みむしが構ってくれました。それもつかの間、

ぎゅっ

「?!?!!?!?!?!?!」とこんな風になってしまったのは、手を握ってくれたからです。それも、某人口インフレアイドルグループの握手会らしからぬ長さと近さ。しかもちょいちょい撫でてくれる。手の甲を。もうマジで焦った。タダでさえパートナーが1年半程度もいないのに、憧れの人に握られるなんて。しかも、向こうから。
主に自分たちのファン、いわば女の子主体のイベントであることは火を見るよりも明らかで、その子たちに対してこの行為を行うのは何らおかしくないのですが、モデルとの距離感と会場の空間、行為のみを抽出し評価すれば「そんなのお水の接待だ!」と嘯く輩も出てきそうな勢いです。非難しているわけではありませんよ喜んでますよ~!いくら仕事だ営業だと言えど、いやはやここまで熱心にしてくださるとは思いもよらなかった、というのが僕の本音です。ふたりのブログには「男の子もイベントに来てくれたよ!」と記されているのを目にしますが、いわゆる「塩対応が云々」と叫ばれる昨今において鑑みても、性別の垣根を超えて、ひとりのファンとして接してくれているんだなあと思うと、心が暖まりますね。

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またまた脱線気味になってしまいましたが、手を繋いだ状態で、まずはみむしとの会話を楽しみます。とは言うものの、極度の緊張で何を喋ったかはっきりと覚えていないので、とても文字にしづらい。
強いて言えば、最初ははしゃいでしまったものの、手を繋ぐことにより緊張がほんの少し和らいだことと、それでもなお僕がコミュ障オタク特有の内容の希薄なマシンガントークをしてしまい、みむしに「私たちのこと知ってるかな?」と訊かせてしまうなど気を遣わせてしまったことと、右親指の爪から血が出てきていることについて「家で爪を切っているその瞬間から緊張してしまって深爪にしてしまい血が出てしまった」と弁明したところ、非常に可愛らしい声と体の動きで「怖いよ~」と言われたことくらいしか思い出せない、ということです。内容としては多めに感じられるかもしれませんが、実際、イベント参加者は時間が相当長く用意されており、本来なら倍以上に楽しめていたはずで、この量でも僕の記憶喪失によって明かされない事実があるということです(大嘘)。そういう事にしてください。

まむしがサインを書き終わり、みむしと交代。お二方の位置は写真通りなのですが、僕自身はいつもは女の子に左側にいてもらうことを意識しているんです。よって、まむしが僕に構ってくれる時に左側に座ってくれたお陰で、タダでさえ十分に自我をリカバーできていないその緊張が爆発してしまい…。また、これも個人的なことですが、僕は「姉属性」がたまらなく好きで、よりお姉ちゃんなまむしは本当にダメ(褒め言葉ですよ)でした。勿論喜んで手を繋がさせてもらいましたが、まむしは本当に覚えていません…すいません!許してください!何でもしますから!
「緊張がよく伝わってくるよ」とか、「私たち主催のイベントは東京でやるけど、それ以外は地方が主体だからまた会えるよ」とかを言ってくれた気がしますが…。後者はお二方が同じ場で言ってくれたのかもしれない。まむしにはとてもとても緊張した分、目だけは何とか合わせられたのではないか、と思いました。綺麗な目をしていました(満身創痍)。いつかリベンジしなきゃ…(使命感)

お二方と触れ合っての所感は、みむしがサインを書き終わり、こちらに戻ってきた時に僕が一言、「サインって実名を書いてもらうことって出来ますか?」と伺い、快い返事を頂いたためもう少しだけお喋り出来まして、運が良かったなと。「ノアくん?カタカナなんだ、ハーフなの?(ハーフです)」と訊かれたのでハイと答えたんですが、割と無反応のまむしとは裏腹に、みむしが「ハーフ!?羨ましいなぁ~…」と言っていたのが印象的でした。みむしはハーフモデルの紗蘭ちゃん(かわいい)と行動することが多く、その都度にご自身のLINEブログを「さらみむ」というタイトルで更新するのをよく見ます。みむしのなんとなく人間臭いところが垣間見れたのも収穫だったなぁと思いました。
また、まむしはみむしより声が高いとのことですが、かと言ってみむしの声がすこぶる低いと言うわけではないと感じました。少なくとも、お二方とも高い声の部類に入るのではないでしょうか。
あと、今になって「その帽子ブログに書いてたやつですよね!」とか「そのネイルブログに書いてたやつですね!」とか*3「○○が××で可愛いです!」とか「紗蘭ちゃんもハーフですよね!」とか「友人がどげざちゃんにTwitterのアイコン描いてもらってました!」とか言えば良かったなって後悔しています。あと「お誕生日おめでとうございます。プレゼントを持ってくるのを忘れて申し訳ないです。」も*4。あの長さだと関西弁講座も行けたような…いや、言うつもりでは有ったのが、脳内がアリエナーイ驚きの白さと化したので、言えずじまいでした。
名残惜しいですが、次の人が待機しているため、ここでお二方とお別れ。「今日は来てくれてありがとうね!」「恥ずかしがらずにまた来てね!」「私たちもまた来るよ!」と言いながら手を振ってくれたので、僕も申し訳程度に振り返しました。緊張から入ってしまい緊張で締めくくってしまったので、若干未練が残る形となったのが辛くてしょうがないです。また行くしか無いよな(二回目)。

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事後

あの空間から出た後開放されるかとおもいきや、MOJコンタクト側で撮影が有りました。緊張も若干解けた訳なので、割とノリノリで撮影に臨んだことを覚えています。西宮開催のイベントではMOJのスタッフが会場の演出に精を出していらしたようで、写真撮影にはうってつけの雰囲気だったのも手伝ったのかな、と思いました。

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またしても、MOJコンタクトで働いているスタッフは綺麗なお姉さんばかりだなぁと思いながら、スマホを手渡しパシャられ。

買ったばかりの写真集に丁寧な実名入りサインを頂いてご満悦。まさに至福の時間であります。触れ合いが終わった後というのは、何かを成し遂げた時や、思いもよらない出来事に遭遇した時のように現実味がなかったりするわけですが、ある種、このブースは「あぁ、僕はmimmamに出会えたんだな」と早くも現実に引き戻させる作用があるのかなぁ、と思いました。つまりこの写真の顔は、現実味を得て、感慨に浸っている表情をしているのです(大嘘)。
お姉さんたちにおだてられて、次はお姉さんのカメラにて撮影。

ご覧の通り、写真下部に申し訳程度に写っているふざけたサンタが僕です。上部の方々はmimmamのイベント常連とのことらしく、筋金入りのmimmamilyだと言うことが写真からも窺えると思います。大変恐縮です…
MOJコンタクト西宮北口Twitterアカウントを確認すれば、僕のむさ苦しい写真とは打って変わって当日のためだけに一生懸命着飾った可愛いファンの子たちの写真が見えると思うので、そちらもどうぞ。

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蛇足

イベントも無事に終わり、1階のイタリア料理屋で優雅に夕食をとっていた家族を回収し、そのままルミナリエへ。綺麗な写真は他にありますが、今回の記事のメインではないのでスマホ画質でご了承ください。綺麗なのはまた今度上げます[要出典]。

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Noah B. SAKANE / 坂根 ノア(@b4e4l4z4a)がシェアした投稿 -

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締めになんとなく僕のツボにハマったまむしのツイートと、前述のネオ渋谷系の曲をば。次回は、ルミナリエか青文字系についてもう少し掘り下げるかすると思います。たぶん。

カワイイは暴力。

超カタカナな感じが大好き。

間違えて東京喫茶貼ってました。キャンディー キューティーが正しいです。


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*1:クリスチャンなモンでして…

*2:amiayaの弟くんが羨ましい

*3:「その△△ブログに書いてたやつですね!」

*4:ヘッドホンをふたつ用意していた